ローマ人への手紙 12:19
愛する皆さん。決して自分で復讐してはいけません。復讐は神に任せなさい。なぜなら、神が、「当然報復を受けなければならない人には、わたしが報復する」(申命32・35)と言っておられるからです。
ローマ人への手紙 12:19
だれに対しても悪に悪を返さず、すべての人の前で善を行うように心がけなさい。
できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。
愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。
「『復讐はわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われる」と書いてあります。
10年以上前に、ある出来事があった。
その時私は大いに傷つき、沢山の涙をこぼした。
悲しみはすぐに大きな怒りになり、
毎日呪詛の言葉を吐き続ける。
呪いの言葉を吐けば吐くほど、怒りは膨れ上がり、悲しみも増す。
そんな私を見かねた友人が
話してくれたのが、
このローマ人への手紙の一節である。
当時は
友人の私への思いやりの気持ちに感謝はするものの、
この聖書の言葉は私の心には届かなかった。
それが真実なら
どうして人の道を外したあの人は
昇進し、毎日幸せそうに笑っていられるのか。
どうして私は未だに苦しみや悲しみから癒されることがないのか。
10数年後の今、
その女性が全てを失ったことを知る。
現在はあまり恵まれた環境ではないらしい。
60を目前にしての
人生巻き返しは不可能ではないけれど、
かなり厳しいであろう。
私は聖書の言葉の意味を少しだけ理解することが出来た。
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